Euro vintage Mouton Jacket

羊の毛皮。シープスキン。ムートンジャケットは羊毛皮の１枚革を使用して仕立てあげられ、毛が生えている面を内側に、両面に表情があるためダブルフェースと呼ばれます。

革に毛が生えたままの状態で仕上げるムートンの１枚革は大変手間がかかる作業工程を要する為、通常の革よりも高価に扱われています。

内側にびっしり生えたファーが空気の層を作り、その空気が体温で温められ、優しく体を包み込む保温性が生まれます。

此方は、ユーロヴィンテージのムートンジャケット。恐らくドイツ辺りかと思われます。

ヨーロッパ圏の古物ムートンレザーの特徴として、毛の面も革の面もやわらかく、非常に軽い。

小羊の革を使用している事が多く、革質と毛質が良質なもので仕立てられています。

量産される地域では量を取る為に大きくしたのか、もともと大きいのかは分かりませんが、1990年代以降の物やUS
古着など、ユーロ物に比べ革の面は丈夫で硬い。なので重たいイメージが根強いかと思われます。

カバーオール丈、ブラウンとベージュのクラシックなまとまりの良さと温かみを感じます。